東京医科大学 医学教育学講座 活動紹介

活動紹介

活動紹介

カリキュラム改編について

WFMEグローバルスタンダード_2012年改定版 日本語訳

「WFME Global Standards for Quality Improvement in Basic Medical Education the 2012 Revision」の翻訳にあたり、いわゆる“2023 年問題”を発端として、医学教育にグローバルスタンダード導入の必要性が問われることとなり、2013 年から本邦医学部に大学分野別認証制度が発足しようとしています。

東京医科大学においても、世界医学教育連盟(World Federation for Medical Education、WFME)が2003 年に発表した、「WFME Global Standards for Quality Improvement in Basic Medical Education」および、それに準拠した「医学教育分野別評価基準日本版」に基づいてカリキュラムの改編に着手しました。

医学教育推進センター内「活動カリキュラム改編」 詳細は左のページをご参照ください。

詳しくはこちらをご覧ください pdf

ICT活用教育

学生一人ひとりの「自主自学」のために

昨今の情報化社会において、国内外の大学教育ではICT(情報通信技術)を活用した教育・学習システムの導入が加速しています。東京医科大学でも、2010年にEラーニング委員会とワーキンググループを立ち上げ、ICTを活用した医学教育を拡充させています。その結果、Eラーニング・ポータル「e自主自学」を開発・導入する運びとなりました。

「e自主自学」は、英国レスター大学のDr. N. Blackwellらと共同で開発・構築・導入したもので、本学の用途に合わせてカスタマイズされた先進性の高いICT活用教育システムです。学生は、コンピューターやタブレット、スマートフォンなどから、インターネットを介していつでもどこからでも「e自主自学」を使用できます。「e自主自学」の特長は、単なる講義の動画の配信ではなく、従来の学習環境を支援・発展させることにあります。このシステムを通じ、ネット上で学生同士あるいは教員と学生との双方向の意見交換を行うことができます。学生が課題レポートをこのシステムに提出すると、教員はレポートへの感想や参考資料の配付をシステムを通じて行い、学生同士は内容を共有することができます。さらに、ペーパーレスになること、フィードバックが迅速に行えること、24時間アクセスできることなどの利点があります。講義で使用したスライドや動画は「e自主自学」から閲覧・保存・印刷することが可能です。また、講義内容を、講義後にサイト上で小テストすることにより、学生の講義への能動的な参加を促し、理解度を測ることができます。

2011年度はパイロットコースとして、医学部3年生を対象に医学英語IIIと臨床医学I-皮膚系の2科目に導入し、2012年度から他の科目にも徐々に広め、全学的に使用することを目指しています。東京医科大学の医学教育に特化したシステムで、なおかつ学生主体のものであることを象徴して、本学の建学の精神にのっとり「e自主自学」と命名されたこの教育システムは、教員から学生への一方通行的な教育だけでは成り立ちません。学生が教員と共に作り上げていくものなのです。東京医科大学建学当時の学生達と同様、学生が自らの教育・学習の主導権を握り、本システムを積極的に活用することにより、真の「自主自学」に繋がることを切に願います。

R.ブルーヘルマンス

医学教育推進センター Eラーニング・ワーキンググループ座長

医学教育学分野 准教授

効果的な機材配信

・24時間いつでも学習可能

好きな時に好きな場所でアクセスし学習できます。

講義の空き時間・移動中の時間など忙しいキャンパスライフの中で効果的に学習活動を行えます。

・幅広い端末で使用可能

大学のPCでもノート型PCでも自宅のPCでもタブレットでもスマートフォンでも様々な端末で学習できます。

・一元化された教材配信

講義教材の標準化により各科の特色は出しつつも使用しやすく分かりやすくなります。

幅広い端末で使用可能

・アップデートが早い

講義の内容がすぐに反映されますので予習復習を効果的に行えます。

確認したい点など忘れないうちにチェックできます。

・ビデオなどの教材も配信可能

学生の理解を深めるためのビデオなどの副教材も配信。

学生は必要に応じて学習に有効活用できます。

・他の講義の進行状況を把握可能

他の講義内容を把握することで無駄を省き講義時間を有効使用できます。

学習効果と満足度の向上

・効果的な学習サポート

学生の理解を確認しながら進めたい講義など必要に応じてeラーニングを補助的に使用可能です。

・講義の予習復習がオンラインで可能

必要な内容が掲載されているため効率よく学習できます。

講義の予習復習がオンラインで可能

・課題で講義内容の理解度UP

パイロット版では主にMCQ(選択式問題)で復習しますが、今後記述問題も取り入れていきさらに理解度と実践へ応用力をUPさせます。

・何度でも学習可能

課題の成績をすぐ閲覧でき、理解が不足している場合、個人の判断で何度でも学習することができます。

・実習の効果を上げる

講義内容の十分な理解を確認した上で、学生が実習に参加できるため実習お効率と効果が上がります。

学生も自信を持って実習に臨めます。

緊密な連絡とフィードバック

・学生への連絡経路の一元化

全ての連絡を一元化し掲示板などの見落としによる連絡の不徹底を回避します。また、即時にお知らせをアップロードできますので、至急の連絡にも対応できます。

学生への連絡経路の一元化

・講師との緊密なコミュニケーション

講義及び課題・質問などの連絡を時間を選ばすに送受信できます。

短時間で返信が来るため、学習効率があがります。

・迅速なフィードバック

小テストの評価はリアルタイムで行われるため理解の不足した部分をすぐに知ることができます。

・学生一人ひとりへのきめ細やかな指導

課題などをモニタリングできますので、学生一人ひとりの弱点を早期に抽出可能です。

個人に合った指導および支援を迅速かつ効果的に行えます。

e自主自学システム

eラーニングワーキンググループ活動

地域医療実習

本学では、学生が地域医療を実際に体験する機会の充実を目指し、平成21年度から、第5学年の臨床実習(BSL)にて、地域の診療所における実習を導入しています。実習期間は1週間とし、年間を通して約68か所の地域の医療機関にて実習を行います。学生には、地域医療の第一線にふれる貴重な機会として、大変好評です。また、平成28年度からは、第3学年においても地域医療実習を開始しています。

履修者

医学部医学科 第3学年全員(必修)・  第5学年全員(必修)

目標(「医学教育モデル・コア・カリキュラム」から引用)

一般目標: 地域社会(へき地・離島を含む)で求められる医療・保健・福祉・介護の活動について学ぶ。

到達目標:

1)地域のプライマリ・ケアを体験する。

2)病診連携・病病連携を体験する。

3)地域の救急医療、在宅医療を体験する。

4)多職種連携のチーム医療を体験する。

5)地域における疾病予防・健康維持増進の活動を体験する。

実習先

診療所および小規模の病院

実習の形態

1)地域包括医療実習 1週間(休診日等を除く)→在宅医療を含む1週間の実習

2)単科の診療所での医療実習 1日間→地域医療の現場を体験する1日の実習

実習スケジュール

第5学年BSL「社会医学・地域医療」の第1週、月曜日から金曜日、午前9時から午後5時(目安)、ただし施設の休診日は除く。

第3学年の7月、8月「地域医療実習」として月曜日から金曜日、午前9時から午後5時(目安)、ただし施設の休診日は除く。

実習内容

実習先には、外来診療、訪問診療、関連職種の業務などの見学や補助を通して、次のような内容の実習を依頼している。

1) 実習内容の確認と心得の指導:実習スケジュールの説明、服装や言葉遣いなどの指導

2) 施設内の説明:施設内の設備や注意点の説明、スタッフの皆様への紹介

3) 診察室内での見学と補助:診療の見学や補助、患者さんの状況や疾病の解説

4) 診察室外での見学やお手伝い:カルテの整理・運搬、受付の補助、看護師・技師さんの補助

5) 訪問診療、訪問看護などの見学や手伝い:訪問先への同行、訪問先での補助

6) 診療時間外での指導:1日の業務の流れ、1週間の業務の流れ、1年の業務のおおまかな流れ、施設外での活動、病診連携・病病連携の現状、医師以外のスタッフの業務など

7) 振り返り:実習終了時に学生の記載する振り返りシートに従って振り返りを実施

8) フィードバック:指導医による評価を記載し、学生にフィードバックを実施

評価

出席状況、実習中の態度、指導医による評価、グループディスカッション(総合討論)、課題の提出状況などにより、総合的に評価している。

指導医の職名

地域医療指導教授(卒後15年以上)、地域医療指導准教授(同15年未満)を発令

実習の手引き

指導医と学生向けに実習の手引きを作成

実習報告書

本実習の成果は、実習報告書としてまとめられ、実習指導医をはじめ、学内・学外に配布される
本実習の成果は、実習報告書としてまとめられ、実習指導医をはじめ、学内・学外に配布される

医学教育ワークショップ・FD

アドバンストワークショップ・ミニFD

東京医科大学では、教員の医学教育FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動を、継続して行っています。

アドバンストワークショップは、スタッフ(教員)を対象に年2回(夏・秋)と、主任教授を対象に年末に開催しており、医学教育推進センターと医学教育学分野が中心となり、外部講師による講演やグループに分かれてのワーキングおよび発表・討論など毎回新しいテーマを取りあげ、企画、運営しています。

またミニFDは、平日夕方や土曜日午後などに1時間半程度で開催しており、様々な研修を兼ねて行っています。

講義資料の作成法、講義での指導法、試験問題の作成法、TBL(Team-Based Learning)の導入法などを改めて研修できる場として、教員からは大変好評です。また、eラーニングの活用などをテーマにしたミニFDでは、効果的に講義を進めるための手法を学ぶため、数多くの教員が参加しています。

過去のアドバンストワークショップ・ミニFDの紹介

主な業績

東京医科大学内「医学教育学」 詳細は左のページをご参照ください。

TO PAGETOP